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対象患者さん319名の内訳

 血管内治療で使われる“新生血管”に働く薬剤

Clinica E.T.では、カテーテルを使って、もっとも効果が得られる濃度&用量の薬剤を、モニターで結果を見ながら投与していきます。使用する薬は、「がんの増殖やリウマチの痛みの原因となる新生血管を死滅させる働きのあるもの」、「がんの骨転移を抑制するもの」、「がん細胞をアポトーシス(自殺)に導くもの」、「抗がん剤を排出するポンプ機能を持つがん細胞にも効果が上がるように工夫したもの」など、多岐にわたります。
これらの薬は、当院独自の開発薬です。また、日々変化するがんやリウマチの症状改善のために、数種類の薬剤を混和(ブレンド)して使用することもあります。
さらに、“アレディアを含むビスフォスフォネート剤”は、当院.院長・奥野哲治がノバルティス社と共同で、国際特許を取得しました。これは、局所注入すると腫瘍血管(新生血管)の血流低下が生じることから、“選択的に腫瘍血管のみの血流を低下させる薬剤”であると院長が発見したものです。

おもな薬剤と薬効については、下記の表をご参照ください。
薬名 使用開始年 薬効
ピシバニール 1990年~ 腫瘍細胞の増殖抑制やNK細胞の活性増強効果があるガンマインターフェロンを産生し、腫瘍血管(新生血管)の血流を減少させます。特に肝臓がんに高い効果があります
チエナム懸濁液 1992年~ リウマチ血管の塞栓など、いろいろな病気で生じた血管の傷の塞栓に適しています。新生血管(腫瘍血管)の塞栓効果も得られます
アレディア* 1997年~ 骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑えます。骨転移したがん細胞は単独では骨を壊して広がることができないため、この破骨細胞と協同して増殖します。そのため破骨細胞の働きを抑制できれば骨転移も抑制可能となります。また、がん細胞そのものの増殖についても抑制効果があることが知られてきています
活性型ビタミンD3
(マキサカルシトール)
2009年~ がんや炎症の進展を抑える作用があります。また、細胞周期を調節する遺伝子に働き、がん細胞をアポトーシス(自殺)に誘導する効果も。さらに、細胞のがん化を促す炎症の広がりも阻止します
ベルケード** 2005年~ がんや炎症が広がるもととなるインターロイキン8や他のサイトカインを抑え、結果的にがんを抑制します
ハーセプチン 1999年~ 乳がん細胞の増殖に必要な“栄養”を取りこむことを阻止します。通常、長期間使用すると効果は続きませんが、高濃度のハーセプチンを投与することにより、再度、効果を得ることが可能です
モノクローナル抗体
(アービタックス、ベクティビックス)
2005年~
2008年~
直接的かつ即時的な腫瘍血流の減少を得ることができます
抗がん剤をナノ化した薬剤 2002年~ 正常血管と腫瘍血管(新生血管)を区別して、腫瘍血管のみに分布するよう投与するために、当院では40~120ナノメータの径の粒度分布をもつ薬剤を開発しています。院内でつねに精度分布計測を行ない、精度管理しています
腫瘍細胞向性を高めた抗がん剤 2009年~ がん細胞に特異的に取り込まれるよう処理した抗がん剤を使用。例えば、MDR1など、細胞から抗がん剤を排出する機能を持つ遺伝子発現がある症例などにも効果が上がるように工夫しています
*アレディア/Clinica E.T.院長・奥野哲治はノバルティス社と共同でアレディアを含むビスフォスフォネート剤について【国際特許】を取得しました。

**ベルケード/Clinica E.T.では、このベルケード、アレディア、マキサカルシトールを混和して、経験的にもっとも効果が得られる最適の濃度の用量を投与していきます。