HIFU-knife

乳房にメスを入れたくない...
そのときの選択肢の1つが、ハイフナイフ治療

 血管内治療との併用で効果は倍増

乳がんを告知されたとき、「治したいけれど、乳房を傷つけたくない」というのが、ほとんどの女性の希望ではないでしょうか。Clinica E.T. EASTでは、血管内治療とハイフナイフ治療を併用することで、乳がん治療の効果はさらに増すと考えます。血管内治療のみの場合、腫瘍を完全に根絶できる可能性は約15%です。実際には芯のように枯れた腫瘍が残ってしまう可能性が多く、常に再発などの危険に注意を払わなくてはなりません。その補完として、これまでは手術が選択されてきましたが、現在はそこにこのハイフナイフ治療が選択肢の1つに加わりました。血管内治療で弱体化した腫瘍がハイフナイフ治療で加速度的に潰れていくのです。その結果、乳房にメスを入れることなく治療ができる患者さんが増えています。

 集束した超音波のエネルギーで腫瘍を凝固

超音波を使った「ハイフナイフ(高密度焦点式超音波治療機)」は、身体の中の腫瘍だけを焼き切る画期的な機械です。そのメカニズムの要は、超音波の“1点に集中するエネルギー”。その強力なエネルギーを利用して、腫瘍だけを狙い撃ちして凝固させます。一点に集まった超音波のエネルギーで狙った組織が真空になり瞬間的に熱が発生します。皮膚やほかの組織を傷つけることはなく、しかも放射線や抗がん剤と違って副作用の心配もありません。
超音波は私たちが聞きとることができない周波数の音波。コウモリやイルカが位置確認のために発していることで知られています。超音波は水を介して伝わると威力が衰えず、大量に一点に集めて照射すると多大なエネルギーを得ることができます。そのため、施術の際は、患部を水に浸して治療します。
このハイフナイフは中国が国策として1997年に開発し、Clinica E.T. EASTが2003年に国内で初めて導入したものです。

 患部を水に浸して超音波のメスで焼き切る

ハイフナイフは、超音波が照射される機械部分に患部を当てて治療します。中央にある四角の部分から腫瘍の位置をモニタリングするための超音波が出て、まわりのお椀型の部分から腫瘍を焼き切るための超音波(焦点部分が80~100℃の高温)が出るようになっています。前述した通り、超音波は水を介して伝える必要があるため、患部に近い皮膚の部分が水中につかるようにします。超音波が照射される部分はベッドの中央にあり、患者さんは腫瘍のある乳房を水に浸すようにうつぶせの姿勢を取ることになります。治療には数時間かかるため、超音波が照射される位置がずれないように、全身麻酔で行ないます。

 約1時間で1cm角の腫瘍を凝固する

ハイフナイフは、コンピュータで腫瘍を通常5mm間隔の断面にして読み取ります。その1つひとつの断面を1mm×3mmの大きさに収束させた超音波で凝固するという仕組みです。目安として、1㎝角の腫瘍を凝固するのに約1時間かかります。当然ですが、腫瘍が大きければ大きいほど治療には時間がかかることになります。